投稿:2022年2月28日
更新:2022年2月28日
こんにちわ!Web系フリーランスの泉原 遥輝です。今回はPythonの仮想環境を構築する方法を解説していきたいと思います。
Pythonを使って、何かツールを作成したり開発をしたい人向けに本記事を作成しています。初心者の方でも分かりやすく進められるように解説しているので、チェックしてみてください!
Pythonを使った開発をするときは、仮想環境を使って開発するのが一般的で、おすすめです。プロジェクト(フォルダー)ごとにライブラリのバージョンを管理することが出来るからです。
ネットで検索すると、最新のPythonの仮想環境の推奨の情報があまりなかったので、本記事で解説したいと思います!
目次は以下の通りです
記事で解説する前提は以下の通りです。
homebrewやPythonをまだインストールしていない方は以下の記事で解説しているので、参照して環境構築してください!
仮想環境を構築していきたいと思います。難しくないので、少しずつ慣れるようにしていきましょう!
Python3では標準で仮想環境が搭載されています。それは一言で便利だからです。ライブラリ(誰かが作成した便利なツール)の管理が楽だったり、フォルダーに応じて独立した環境を構築できるといった理由からです。
仮想環境はフォルダー毎に応じて、バージョンがバラバラなライブラリを入れることが出来る空間のようなものですね。
仮想環境には種類があります。先述したように標準で使えるvenv
、virtualenv
、conda
が有名です。どれも使い方は似てますが、現在、Pythonが推奨しているのはvenv
なので、こちらで構築していきたいと思います。
大きく2つのステップが必要になります。それは以下の通りです。
先述していますが、Python3をインストールしていないとvenv
を使用することが出来ないので注意してくださいね!
1.仮想環境を作成する
python3がインストールされていることを確認
python3 —version
インストールされているとバージョンが表示されます
Python 3.9.10
python3がインストールされている場所を確認
which python3
インストール場所が表示されます
/opt/homebrew/bin/python3
今回はデスクトップに仮想環境を作成していきたいと思います。
ターミナルを開いて、デスクトップ移動する
cd desktop
フォルダーを作成(test
というフォルダーを作成しました)mkdir
はフォルダーを作成するコマンドになります。
mkdir test
フォルダーが作成されているか確認
ls
作成されているのが確認出来ます
作成したtest
フォルダーに移動する
cd test
test
フォルダーの中に仮想環境を構築していきます。python3 -m venv 環境名
を入力します。環境名はtest
としています
python3 -m venv test
ls
コマンドで仮想環境が作成されているか確認する
ls
作成されているのが確認出来ました。
2.仮想環境を有効化する
仮想環境は有効化しないと使用することが出来ません。有効化、無効化出来ることを覚えておいてくださいね!
test
仮想環境を有効化する
source test/bin/activate
有効化されたら、左側に(test)
の表示が追加されます
仮想環境を有効化されるとpythonをインストールしているpathが変わります。pythonがインストールされているpathを確認
which python3
test
仮想環境のbin
の中にpython3
がインストールされているのが確認出来ます。
※仮想環境を無効化する場合
deactivate
コマンドを入力することで無効化出来ます。
deactivate
(test)
が消えて、仮想環境を無効化したのを確認出来ます。
以上がpythonの仮想環境を構築する流れになります。それほど複雑でないですよね?Pythonを使った開発をする時は仮想環境を使うようにしてくださいね!
以上でPythonの仮想環境の作り方の解説を終了したいと思います!次の記事では仮想環境にライブラリをインストールして、使用するところまで見ていきたいと思います!
ありがとうございました!